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2025/07/30(水) 怪談つくり by ぱぱ

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  ままさん(園長)と子どもたちのやり取りの中から、素敵な作品が生まれましたので、お伝えします。  ある日のSくん、「ねえ、ままさん、こわ~い おはなし、して~」  ままさんが、「いいよ。むか~し、むか~し…」と、抑揚をつけて、ゆっくり語り出すと、Sくんは、応答するかのように、「あかい ようふくの~…」と、語り始めたのでした。  ままさんが、間に入って書き取ったのが、(1)の作品です。 (1) 赤い洋服の、髪の毛が真っ黒な女の子、目も真っ黒で、目から、ちょっと血が垂れている…。  その家に行くと、床に本が、たくさん落ちていて、その本を、ひろって読んでしまうと、呪われてしまう…。  そして、その家から、出られなくなってしまうのだった…。  ままさんに喜ばれて、気をよくした、才能あふれる、Sくんは、続けて… (2) 名前のない、お化けが、四角の世界で、子どもたちを追いかけている…。  捕まると、その場で食べられてしまう…。  すると、子どもたちは、おしっこになって、よみがえり、おしっこ人間となる。  おしっこ人間になった、子どもたちは、武器を持ち、他の子どもたちを仲間にして、全てを壊し、元の世界に戻ることができた。  これは、おしっこをしたくて、目が覚めた時の夢のおはなし、気がつくと、おしっこが漏れていた…。  その様子を、面白いと感じた、Oくん、Iくん、Yくん、Kくんは、感化されて… (3) プリンセスと、王子さまが、キスをした。王子さまは、プリンセスに、指輪をあげた。  すると、プリンセスは、裸になった。そして、警察の服に着替えた。  王子さまも、裸になった。そして、泥棒の服に着替えた。  泥棒の王子は、逃げたが、警察のプリンセスは、泥棒を捕まえて、逮捕した。  そして、二人で、幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし。  素晴らしい才能を感じずには、いられませんね。その突拍子もない展開は、大人では、到底、考えつくことが、できないんじゃないかと思います。  (2)と(3)は、いわゆる「落ち」があり、(3)は、やや強引というか、常套句的な結末では、ありますが…。  (2)は、実際に、Sくんが夢で見た経験が、ベースとなっているに違いありません。いわゆる、自伝的怪談ですね。  これらこそ、クリエイティブな遊びと、いえるのではないかと思いました。  ちなみに、冒頭...