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2026/08/03(月) 子どもなりの表現 by ぱぱ

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 『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、 ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと~』 こちらは劇作家、小説家の井上ひさしさんの言葉です。なんど読んでも、なんど噛みしめても、深い含蓄にあふれる言葉のように思います。  さて、2歳児クラスのある女の子のお話です。保育園の階段の手すりのスリットの部分に、自分で丸めた広告紙が偶然引っかかって止まりました。その状態を見つめながら驚いたような声で、何度も、こう表現したのです。 「かたまった・・・」 別の2歳児クラスの男の子は、ゴム系ボンドが写真の状態から、何らかの力が加わって横に倒れました。その時の様子を次のように表現しました。 「おちた・・・」  2歳児の限りある語彙力のゆえに、ひねり出したこれらの言葉なのでしょうが、引っかかって止まったとか、横に倒れたとかという表現よりも「言い得て妙」だと思いませんか。私には、「むずかしいことをやさしく」の香りが感じられます。  子どもの書いた絵も、然りのような気がしています。  まだ不器用な手つきゆえの、味わい深さ、やわらかさ、優しさが溢れているように思います。私には、「ふかいことをゆかいに」表現しているように思えます。  お子さんなりの表現を受け止め、楽しめたらいいなと思います。そのためには、「のんびりした保育」が望まれますね。「せかす保育」では、これらの表現を汲み取ることはできなくなってしまいますから。

2026/07/16(木) けなげな姿 by ぱぱ

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 あるお子さんのお話です。  保育園で、午前中に、たくさん身体を動かして、お昼に、給食をたっぷり食べると、当然、眠気がやってきますね。というわけで、お子さんたちは、午後になると、そろって夢の世界に入るのです。  しかし、このお子さんは違いました。本人は、とても眠そうで、手や足は、あったかくなっています。これは、眠りに落ちる際に、身体の深部体温を下げようとする生理現象で、通常なら、このままコテンと寝てしまうところです。  それなのに、このお子さんは、このような状況になると、決まったように腹の底から叫び声をあげ、寝落ちを拒否するかのごとく、眠気に抗いだすのです。  その声は、保育園中に響き渡ります。みんなが起きる3時までは、まだ2時間くらいありますが、その分のパワーと持久力は充分備わっているようで、頼もしい限りです。中には、その響きで、目が覚めてしまうお子さんもいます。  あくまでも主観ですが、このような状況になる日は、休み明けの月曜日の確率が高いようです。  眠たければ眠たいほど抗うので、保育スタッフ同士で「なんでだろうね?」と首をかしげあっていました。  そんなある日の夕方、お迎えの時間に、お迎えのお母さんが現れると、お子さんは、その胸にしっかりと抱かれ、眠さにも負けずに、満面の笑みを浮かべていました。  お母さんは、我が子を指さしながら、保育スタッフに、こう尋ねたのです。「(うちの子)寝ましたか?」、保育スタッフは、残念そうに「いえ、寝ていません。」  すると、お母さんは、心から嬉しいといった表情で、お子さんの頭を、愛情たっぷりに撫でなでしました。お子さんも、幸せいっぱいの表情を浮かべていました。  これで、全ての謎が解けました。  お母さんとしては、お仕事で疲れて、やっとの思いでお家に帰ると、もうヘトヘトなのです。それで、お家では、「すぐに寝てくれないと、困っちゃう~」という事情があるのですね。  お母さんは、そのことを、我が子に正直にお願いしていたのでしょう。それで、お子さんも、お母さんに褒められたくて、大好きなお母さんの願いに応えようとして、あのような、けなげな行動をとっていたというわけです。  そんな、けなげな姿に焦点を当てたいと思って、その一点をお伝えしたくて、ここまで書いてきました。  決して、誰かを悪者にしようとか、本来はこうあるべきだとか、そのよう...

2026/06/29(月) 保育の適正利用にご協力ください by ぱぱ

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 今回は、「保育の適正利用」という、いつもとはちょっと違った内容で、お話ししてみたいと思います。「何をいまさら?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、時には初心に帰ってみることがあってもいいと思いますので、少しだけ、お付き合いいただければ幸いです。  「保育の適正利用」とは、自治体が定めた支給認定(保育の必要性)に基づいて、家庭での保育が困難な日や時間帯に限って、必要な範囲で保育所等を利用することを指します。  厚生労働省の「 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 」の第34条によると、「保育所における保育時間は、一日につき八時間を原則とし、その地方における乳幼児の保護者の労働時間その他家庭の状況等を考慮して、保育所の長がこれを定める」とあります。  また、川口市のWebサイトには、よくある質問として、 幼稚園と比較した保育園についてのQ&A が掲載されています。 Q. 保育所と幼稚園の違いを教えてください。 A. 幼稚園は学校教育施設ですので、教育を目的としていますが、保育所は児童福祉施設であり、保護者に代わって乳幼児を保育することを目的としています。ですから、保育所には入所の基準があります。保護者が勤務等により児童の保育ができない場合や、出産・病気療養・病人の看護等により日中保育することができない場合に限定されます。  ということは、「保育園というところは、サービスではなく福祉事業を行うところであり、開いている間、自由に預けられるところではない」ということですね。あくまでも、保育の必要量(=家庭での保育ができない時間)に対して、お子さんをお預かりする施設だということです。  しかしながら、これ以上のこと、つまり「それでは、具体的に、どう利用すればいいのか?」ということについては、残念ながら、川口市のWebサイトには載っていないのです。  そこで、ここから先は、他の自治体が発行しているリーフレット等から、具体的な例を抜粋してみたいと思います。  川口市も他の自治体も、こども家庭庁の指し示すところに沿っていますから、さほど相違はないと思われます。  なお、各自治体とも、説明やお願いの最後は、「個々の家庭により、様々な事情があると承知しています。可能な限りのご協力をお願いいたします。」というニュアンスの言葉で締めくくられています。  これは、「家庭(お...

2026/05/14(木) 健康で幸福な人生を送るために by ぱぱ

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 5月14日(木)、登園して間もない時間に、年長さんの女の子が、この絵を描きました。このお子さんは、普段から絵を描くことが大好きで、カラーペンで描いていることも功を奏して、今回も、明るく可愛らしく仕上がりました。まずは、心の拠り所である「まま」を描くことで、安心感を得たようです。その後、彼女独自の世界が展開されます。「くねくねへび、れんが、てくてくくも、キャンディ」、どのキャラクターもユニークですが、特に「てくてくくも」は面白いですね。  私は、彼女からキャラクター名を聞いて、手書きで添えました。次に、彼女に「(キャラクターの下の絵の無い部分に、〇〇ちゃん自身の手書きで)〇〇ちゃんのなまえを、かいてもらえると、うれしいんだけど?」と、提案しました。すると、彼女は、「えっ」と小声でつぶやき、うつむきました。私は、彼女が、まだ、自分の名前を書くことができないことに気づきました。  ところで、小学校への入学を間近にひかえた、お子さんの中には、読み書きや算数などの小学校の勉強を、先取りしてやっている子もいるようです。そのため、そうでない、お子さんの保護者の中には、「うちの子にも、やらせた方がいいのかな…」と、不安になっている方もいらっしゃると思います。  でも、先取り学習で「得をした」ように感じられるのは、わずかな期間だけなのです。  2000年に、ノーベル経済学賞を受賞した、ジェームズ・ヘックマンは、「幼児期に、『遊び』を通して自主性を重んじる教育を行うことが、将来、生活保護の受給率や逮捕率を下げ、学歴を高くし、健康で幸福な人生を送ることにつながる。逆に、勉強をさせた子には、このような生涯にわたるプラスの効果は得られない。」という研究報告を行っています。私は、この結果は、傾聴すべきことだと考えます。  つまり、保育園や幼稚園で、いっぱい遊んでおくこと、「遊びを通して、様々なことを学ぶ」教育を行うことが、生涯にわたって健康で幸福な生活をするために重要なのです。  少なくても、保育園に在籍している間は、「字を覚えさせることよりも、イマジネーション豊かに想像の世界を楽しむこと、そんな今を保証することの方が、何よりも大切である」という事実に、目を向けるべきではないかと思います。将来、生活保護の受給率や逮捕率を下げ、学歴を高くし、健康で幸福な人生を送るために…。

2026/04/28(火) 聖書の話(1) by ぱぱ

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  気まぐれで、すみません。隠れキリシタン(?)の私が、突如、聖書のお話をしたいと思います。 [ルカによる福音書 13:6~9] そして、イエスは、次のたとえを話された。「ある人が、ぶどう園に、いちじくの木を植えておき、実を探しに来たが、見つからなかった。そこで、園丁に言った。『もう、三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。だから、切り倒せ。なぜ、土地をふさがせておくのか。』 園丁は、答えた。『御主人様、今年も、このままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は、実がなるかもしれません。もし、それでもだめなら、切り倒してください。』」  ぶどう園の主人は、3年前に植えた、いちじくの木が、少しも実をつけないので、園丁に「切り倒すように」と命じています。その命令に、園丁は、「この木を、もう一年、育てさせて欲しい」と頼みました。この時代、ぶどう園に、いちじくの木を植えることは、よくあったそうで、お金になる、ぶどうの木は、大切に育てられましたが、安い値段にしかならない、いちじくの木は、ほったらかしにされることが多かったようです。  値打ちのあるものは、大切にされるが、そうでないものは、見向きもされない、これは、当時の社会が、当たり前に持っていた価値観でした。この価値観は、現在も、それほど変わっていませんね。多くの場合、人間の目から見て、ダメに見えるものや、ムダに思えるものは、切り捨てられてしまいます。たとえ、それが、人の場合でも、おかまいなしに切り捨ててしまう、悲しい現実です。  この価値観に対して、イエスは、「ムダな木は切り倒せ」という主人に対して、園丁を登場させて、「私に、もう一年、世話をさせてください」と言わせるのです。イエスは、「どの人も、受けとめられて、大切に育てられれば、実をつけることができる、光り輝く存在になれる」と語っているのですね。  このお話は、「神様は、すぐに失敗したり、結果が出なかったりする人に対しても、忍耐強く、再チャレンジのチャンスを与えてくださる」という愛のメッセージです。「忍耐強く、再チャレンジのチャンスを与えてくださる」ということは、「結果ではなく、経過を喜んでくださる」ということでもあります。木の周りを掘って、肥やしをやるという神の愛に、自分なりに応えていく...

2026/04/01(水) 入園式 あいさつ

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株式会社プリムラ 代表取締役(保育士) 柿原 雄司  ご入園、おめでとうございます。さくらそう保育園は、「お子さんを、保育園に合うように変えるのでなく、保育スタッフが、お子さんに合わせて変わる保育」を行っていますので、安心して、お預けください。  ご家庭でも、お子さまを変えるのでなく、可能な範囲で、保護者のみなさまの考え方を変えてみると、いいかしれません。  例えば、「お子さんが、保育園を嫌がる」ということは、「それだけ、お子さんが、誰よりも、お家の方々を愛している」ということですから、決して悪いことではないと思います。「わたしたちは、我が子に、こんなに愛されて幸せだわ」というように、考え方を変えてみると、いいと思います。  例えば、「園に慣れるのに、時間がかかってしまう」ということは、「そのお子さんには、『慎重』という賜物が与えられている」ということです。「この子は、生まれながらに、身を守る術が備わっているのね」と、考え方を変えてみると、いいと思います。  下記のWebサイトでは、同じように、「一見、マイナスに見えるが、実は、プラスな性格」が一覧になっています。 こうして言い換えよう!リフレーミング あきっぽい ⇔ 好奇心旺盛 あきらめが悪い ⇔ 粘り強い 甘えん坊な ⇔ ひとなつこい あまのじゃく ⇔ 個性的 あわてんぼう ⇔ 行動的な いいかげん ⇔ こだわらない 意見が言えない ⇔ 争いを好まない 意地を張る ⇔ しっかり者 いたずら ⇔ こまめに動く いばる ⇔ 自信のある 陰気 ⇔ 調子に乗らない 浮き沈みが激しい ⇔ 心豊かな うるさい ⇔ 明るい・活発な 上っ調子 ⇔ 明朗快活である えらそうな ⇔ 堂々としている 臆病 ⇔ 慎重 おこりっぽい ⇔ 情熱的な おしゃべりな ⇔ 社交的な・活発な おせっかいな ⇔ 親切な・気が利く 落ち着きがない ⇔ こまめに動く おっちょこちょい ⇔ 決断が早い おっとりした ⇔ 落ち着いた おどおどしている ⇔ きちんとしている おとなしい ⇔ 穏やかな お人好し ⇔ やさしい 面白みがない ⇔ きまじめな かたい ⇔ 礼儀正しい かたくるしい ⇔ 意志が強い 勝ち気な ⇔ 向上心がある カッとしやすい ⇔ 情熱的な 軽はずみ ⇔ 気軽にものごとを かわっている ⇔ 個性的な 考えが浅い ⇔ 率直な 頑固 ⇔ 意志...

2026/03/31(火) どうにかいっしょにやっていこう by ぱぱ

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 2025年度も、本日でおしまい、明日からは、新しい年度になります。  さて、3/27(金)の「折々のことば」が、目にとまりました。「D どうにか I いっしょに Y やっていこう」、「何でも一人でと構えずに、仲間と手を携えて潜(くぐ)り抜けよう。頼りにしあえる人がいれば、少々ダメなところがあっても何とかなる。いざという時に当てにできる人がいる人は勁(つよ)い。」  私自身は、イソップで例えれば、「アリとキリギリス」のキリギリスそのもののような気がします。ウクレレやギターで、歌を歌うことくらいしかできませんから…。でも、私がチャラチャラしている、その横で、保育園の優秀なアリさんたちは、日々、園児さんや保護者のみなさまの機微に触れて、報連相を密に取り合い、平和をつくり出すべく、最善を尽くしているのです。  また、あるアリさんは、私にはちんぷんかんぷんなインターネット関係のみならず、渉外関係まで引き受けてくれています。毎日、美味しい給食を作ってくれるアリさんもいます。お掃除を頑張ってくれているアリさんもいます。  実は保育園の外にも、協力してくれるアリさんはいっぱいいて、労働規則関係、税務管理、園舎修繕と、多岐にわたっています。そして何より、国や県、市の公務員アリさんとは、日々協力し合っています。 「頼りにしあえる人がいれば、少々ダメなところがあっても何とかなる。いざという時に当てにできる人がいる人は勁い。」 この言葉をかみしめたいと思います。  1年間、ありがとうございました。来年度も、よろしくお願いします。