2024/02/01(木) [ナナフシの話 ~朝日新聞(夕刊)2023/11/2(木)から~]


  空を飛ぶことはできないナナフシですが、「鳥に食べられることで、鳥の糞の中で卵として生き延びて、分布を拡大させているのではないか?」というお話でした。通常、「鳥に食べられた昆虫は、体内の卵もろとも、生存の可能性を失う」というのが、セオリーのようです。ところが、ナナフシの卵は、それでも死なないのですね、すごいです。

 文章の最後に、「決して鳥に食べられたいわけではないはずです」とありますので、鳥に食べられたくはないけれど、万一、食べられてしまった場合の第二の手段として、「鳥の糞の中で、卵として生きること」を考えているのでしょうか?

 ともあれ、「生きるために死ぬ」とか、「死んでも死なない」とか、すごいキャッチフレーズが、私の頭の中を駆け回ってしまいました。

 保育園は、今、幹部も保育士も、高齢化が進んでいます。それは、年をとっても働けるということでもあり、嬉しいことではありますが、一方、若返り、世代交代を考えていかなければならないともいえるでしょう。「生きるためには、死ぬことも必要なのでは?」と、ナナフシから教わった気がしました。


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