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2023/04/25(火) 座談会 #1 [インクルーシブな保育]

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(ぱぱ) 「私たちがやりたい保育、目指している保育ってなあに?」ということをテーマに、語り合えたらと思います。言い出しっぺですから、ぱぱから語っていきますね。  今、世界的に、インクルーシブな保育が望まれるようになってきているのが、いいなと思います。  ぱぱの理解によると、インクルーシブな保育というのは、「少数派を大切にする保育」とでも言いましょうか。どのクラスにも、いると思うんですけど、いわゆるトラブルメーカー的なお子さんや、何となく仲間から外れていってしまうお子さんとかを大事にして、「急がず、ゆっくり、共に過ごす」ということですね。そして、それは、実は小数派だけではなく、なんと「多数派のためにもなる」という考え方なんです。  でも、実際のところ、少数派に合わせようとすると、その援助は、なかなか難しいんですよ~。「私の言うこと聞いて!」の真逆で、基本的には、「あなたの言うこと聞きましょう」という援助になるので…。私なんぞ、日々、オロオロしてます。  では、次にうめさん、ひとことお願いします。 (うめ)  インクルーシブな保育を考えた時、そこでまず必要になるのは、すべての子どもたちを受け入れようとする「受容」の姿勢ではないでしょうか? 一人ひとり違う子どもたちに対して、肯定的に接することが、ぱぱさんの発言にあった、「あなたの言うことを聞く」という援助につながるんだと思います。  さらに言えば、一人の子どもの中にある、さまざまな側面に対しても、受け入れていく姿勢が大切だと思います。滑り台は好きだけど、かけっこは苦手な子、歌は好きだけど、お絵描きには興味がない子等、好きなことや、きらいなことも、得意なことや、苦手なことも、誰にでもあるものだと思います。  そのためには、まず、わたしたち保育者自身が、「○○をしなきゃダメだ」とか、「△△はしちゃいけないんだ」とかいう、固定概念から解放される、ということから、始める必要があるんでしょうね。保育者が、このように考えていると、どうしても、その枠に収まり切れない子どもたちの行動が出てきて、「言うことを聞かせる」という保育になってしまうでしょうから…。その上で、表情や行動等で、子どもたちが表現していることから、その子の思いを感じ取って、その思いにそった援助ができるように、していきたいと思います。 (ぱぱ) 「受容」していきたいですね