投稿

7月, 2026の投稿を表示しています

2026/07/16(木) けなげな姿 by ぱぱ

イメージ
 あるお子さんのお話です。  保育園で、午前中に、たくさん身体を動かして、お昼に、給食をたっぷり食べると、当然、眠気がやってきますね。というわけで、お子さんたちは、午後になると、そろって夢の世界に入るのです。  しかし、このお子さんは違いました。本人は、とても眠そうで、手や足は、あったかくなっています。これは、眠りに落ちる際に、身体の深部体温を下げようとする生理現象で、通常なら、このままコテンと寝てしまうところです。  それなのに、このお子さんは、このような状況になると、決まったように腹の底から叫び声をあげ、寝落ちを拒否するかのごとく、眠気に抗いだすのです。  その声は、保育園中に響き渡ります。みんなが起きる3時までは、まだ2時間くらいありますが、その分のパワーと持久力は充分備わっているようで、頼もしい限りです。中には、その響きで、目が覚めてしまうお子さんもいます。  あくまでも主観ですが、このような状況になる日は、休み明けの月曜日の確率が高いようです。  眠たければ眠たいほど抗うので、保育スタッフ同士で「なんでだろうね?」と首をかしげあっていました。  そんなある日の夕方、お迎えの時間に、お迎えのお母さんが現れると、お子さんは、その胸にしっかりと抱かれ、眠さにも負けずに、満面の笑みを浮かべていました。  お母さんは、我が子を指さしながら、保育スタッフに、こう尋ねたのです。「(うちの子)寝ましたか?」、保育スタッフは、残念そうに「いえ、寝ていません。」  すると、お母さんは、心から嬉しいといった表情で、お子さんの頭を、愛情たっぷりに撫でなでしました。お子さんも、幸せいっぱいの表情を浮かべていました。  これで、全ての謎が解けました。  お母さんとしては、お仕事で疲れて、やっとの思いでお家に帰ると、もうヘトヘトなのです。それで、お家では、「すぐに寝てくれないと、困っちゃう~」という事情があるのですね。  お母さんは、そのことを、我が子に正直にお願いしていたのでしょう。それで、お子さんも、お母さんに褒められたくて、大好きなお母さんの願いに応えようとして、あのような、けなげな行動をとっていたというわけです。  そんな、けなげな姿に焦点を当てたいと思って、その一点をお伝えしたくて、ここまで書いてきました。  決して、誰かを悪者にしようとか、本来はこうあるべきだとか、そのよう...