2026/08/03(月) 子どもなりの表現 by ぱぱ
『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、 ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと~』 こちらは劇作家、小説家の井上ひさしさんの言葉です。なんど読んでも、なんど噛みしめても、深い含蓄にあふれる言葉のように思います。 さて、2歳児クラスのある女の子のお話です。保育園の階段の手すりのスリットの部分に、自分で丸めた広告紙が偶然引っかかって止まりました。その状態を見つめながら驚いたような声で、何度も、こう表現したのです。 「かたまった・・・」 別の2歳児クラスの男の子は、ゴム系ボンドが写真の状態から、何らかの力が加わって横に倒れました。その時の様子を次のように表現しました。 「おちた・・・」 2歳児の限りある語彙力のゆえに、ひねり出したこれらの言葉なのでしょうが、引っかかって止まったとか、横に倒れたとかという表現よりも「言い得て妙」だと思いませんか。私には、「むずかしいことをやさしく」の香りが感じられます。 子どもの書いた絵も、然りのような気がしています。 まだ不器用な手つきゆえの、味わい深さ、やわらかさ、優しさが溢れているように思います。私には、「ふかいことをゆかいに」表現しているように思えます。 お子さんなりの表現を受け止め、楽しめたらいいなと思います。そのためには、「のんびりした保育」が望まれますね。「せかす保育」では、これらの表現を汲み取ることはできなくなってしまいますから。