2023/01/04(水) ボーッとできる (ぱぱさん)

 以前、ぱぱさんは、「本当の生き方」というのは、生きていることの意味を自覚し、悔いのないように生きることと思っていました。己に与えられたミッションに気づき、そのために自分の人生を上手に使うことが「生き方」だと信じていました。

 けれども、近頃は、「そんなことは、あんまり問題じゃないのかなあ?」と思うようになってきました。「ただ生きているだけ、呼吸しているだけで、いいんじゃないかなあ。」実は、もうすぐ還暦を迎える私ですが、振り返ってみると、ところどころジタバタしたかもしれませんが、ただ生きているだけだったなあ、大したことはしてないなあ、というのが実感なのです。

 さて、保育園の3階の4・5歳児クラスに足を踏み入れてみます。まあ、にぎやかなこと!それぞれの遊びに没頭している、元気いっぱいの姿があります。活動的なタイプのお子さんが多いなか、一人ひとりを見てみると、活動的でないお子さまの姿も見つけることができます。もちろん、お友だちの遊びを見て、頭の中で動いているときもあるでしょうし、なにかのイメージを膨らましているときもあるでしょう。でも、ただ単にボーッとしているときもあるようです。

 提案します。ボーッとできる環境を、大切なものと位置づけたいと思います。人は、何かをしなくても愛されているし、愛されるために存在しているのです。お腹の中にいる時であろうと、子どもであろうと、大人であろうと、お年寄りであろうと、認知症を患って自分が何者であるかわからなくなっても、あるいは、意識を失ってしまっても、「その人は、愛されるために存在しているのではないか?」と感じるこの頃です。

 ボーッとできることと、平和であるということは、同じことなのではないでしょうか?

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