2022/04/01(金) このブログについて リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 3月 31, 2022 昨年度まで、代表のぱぱさんが書いてきた[気まぐれコラム]ですが、今年度からは、東領家園の管理者のすけさんと、朝日園の管理者のうめさんが加わって、三人で順番に書いていきたいと思います。それぞれの個性を活かした内容になると思いますので、どうぞご期待ください! リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
2023/11/01(水) [3年かけて…] 10月 31, 2023 Bちゃんは、0歳児クラスに入園してきた女の子です。春生まれで、夏から入園したので、すでに満1歳になっていました。 月齢が高かったこともあってか、入ったばかりの頃から落ち着いていて、身の回りのことも上手にできていました。また、お友だちとのトラブルもなく、泣いたり怒ったりするようなことも、ほとんどありませんでした。 たとえば、はしゃいだお友だちが、ぶつかってしまっても、感情的になるようなことはなく、次はぶつからないように、そっとその場を離れる…、自分が使っているおもちゃを取られてしまっても、ケンカをしてまで取り返すようなことはせず、他のおもちゃをさがす等…、自分が一歩引くことで、おだやかに対応することを選んでいるようでした。 1歳児クラスになると、少しずつ、Bちゃんの声を聞くことが、できるようになってきました。Bちゃんは、お話も上手で、実は、たくさん、おしゃべりしてくれていたのです。 「使ってる…」、「あっち行って…」等、怒鳴らないどころか、耳をすまさないと聞こえないくらい、ひかえめな声でしたが、ちゃんと自分の思いを言葉にしてくれていました。 そして、Bちゃんが、2歳児クラスになった今年度は、さらにしっかりと、自分の思いで行動するようになりました。 独り言のように、ひかえめだった言葉も、相手や、まわりに、ちゃんと伝わるくらい、ハキハキとした大きな声で、話してくれます。また、小さいお友だちが、あぶないことをしていたりすると、やさしく教えてくれたりもします。 そんな中で、個人的に、一番うれしかったのが、抱っこを求めてくるようになったことでした。 それまでは、すべて自分で解決しようとしているかのごとく、スタッフに甘えるようなしぐさは、ほとんど見られませんでした。 それが、自分から抱っこをせがんだり、他のお友だちにまざって、スタッフにちょっかいを出してみたりして、自分の欲求を、素直に伝えてくれるようになったのです。 ただ、Bちゃんの園での様子を振り返ると、心を開いてくれたことを喜ぶとともに、「ここまで来るのに、3年もかかってしまった…」という思いもあります。 それは、「もう少し、深くかかわれていたら、もっと早く、安心してもらえたのでは…」という後悔でもあります。 保育園では、たくさんの子どもたちが、集団で過ごしています。そして、その中には、まだ小さくて 続きを読む
2024/04/01(月) またいつもの生活が 3月 31, 2024 はじめに、さだまさしさんの処女作で、グレープのデビュー曲となる、1973年10月25日発売の「雪の朝」の歌詞をご覧いただきます。 (1) 表は雪が降ってる 一面の薄化粧 君はまだ眠ったままで 夢でもみてるのかしら - 中略 - (2) 僕が少しまどろむと もう君は起きていて ねえみてごらん雪だわと 君は幸せな人だ 曇りかけた ガラスを 君はその手で拭い まるで子供みたいに 目を輝かせた またいつもの生活が 始まるだけの朝なのに 頭の悪い私には、よくわからないのですが、なんだか哲学的な感じです。この歌、二番の歌詞の最後の一行、「またいつもの生活が 始まるだけの朝なのに…」が、どういう訳か、40年程前に聴いてから今まで、ずっと心に残っているのですよ。不思議です。 「またいつもの生活」なんて、現実の中には、たくさんありますよね。炊事、洗濯、掃除、出勤、買い物などなど…。そんなルーティンの時、私の頭の中では、「始まるだけの朝なのに…」というフレーズが流れるのでした。 でも、「それは、変化を求めようとする、若者特有の感性だったのではないか?」と思うようになりました。そして、60歳になった今は、「今日も、いつもの生活ができて、ありがとう」という感情になっているのです。だって、大病をしたり、経済が破綻したりしたら、いつもの生活は、できなくなってしまうんですから…。だから、「いつもと同じ生活も、実は、とっても幸せなことなんだ」と思えてくるのです。「めんどくさい」なんて、言ってられません。(「めんどくさい」と思う時もありますけどね…。) 思い出しました。私が40歳代の半ばだった頃、当時勤めていた職場を、自らの意思で辞めて、フリーランスになった時も、「いつもの生活ができなくなる」という現実に直面し、「ルーティンって、幸せなことなんだなあ」と、しみじみ思ったものでした。 そして今、世界のあちこちで、戦争が起こっています。戦争中こそ、「いつもと同じ生活ができる幸せを取り戻したい」と、誰もが願うことでしょう。 「今朝も、自宅で飼い鳥の糞の始末をさせていただけて、汚いけど幸せです」、「保育園でも、朝からスキンシップを求めてくる、何人ものお子さんを抱っこできて、重いけど幸せです」 しあわせは、心が決めるんですね。 続きを読む
2024/01/15(月)ジャンプしてもいい?(ポエム・散文シリーズ) 1月 14, 2024 「ぱぱさん、ジャンプしてもいい?」と3階さん 「なんでそんなこと聞くの?」と私 「ここ(のジャンプ)はもえさん(保育士)がみていないとやっちゃいけないの」 日常のやり取りのなかで、どこにどんな危険が潜んでいるかを、子どもなりに理解して蓄積しているなと感じ、嬉しくなりました。 と同時に、ちょっとだけ不憫になり、「もえさんじゃないけど、ぱぱさんが見てるから、今だけジャンプしていいよ」 嬉しそうにジャンプする姿を見て「子どもの笑顔はいいな」と思いました。と、その後ろにはジャンプをしようとする別の子の姿が、、、 「飛んでいい」、、、「いいよ」 どこから情報を仕入れてきたのでしょうか。あっという間に10人ほどの列になって、私はその場から動くことができなくなってしまいました。 「すばらしい情報伝達力!」 続きを読む
コメント
コメントを投稿