2026/05/14(木) 健康で幸福な人生を送るために by ぱぱ


 5月14日(木)、登園して間もない時間に、年長さんの女の子が、この絵を描きました。このお子さんは、普段から絵を描くことが大好きで、カラーペンで描いていることも功を奏して、今回も、明るく可愛らしく仕上がりました。まずは、心の拠り所である「まま」を描くことで、安心感を得たようです。その後、彼女独自の世界が展開されます。「くねくねへび、れんが、てくてくくも、キャンディ」、どのキャラクターもユニークですが、特に「てくてくくも」は面白いですね。

 私は、彼女からキャラクター名を聞いて、手書きで添えました。次に、彼女に「(キャラクターの下の絵の無い部分に、〇〇ちゃん自身の手書きで)〇〇ちゃんのなまえを、かいてもらえると、うれしいんだけど?」と、提案しました。すると、彼女は、「えっ」と小声でつぶやき、うつむきました。私は、彼女が、まだ、自分の名前を書くことができないことに気づきました。

 ところで、小学校への入学を間近にひかえた、お子さんの中には、読み書きや算数などの小学校の勉強を、先取りしてやっている子もいるようです。そのため、そうでない、お子さんの保護者の中には、「うちの子にも、やらせた方がいいのかな…」と、不安になっている方もいらっしゃると思います。

 でも、先取り学習で「得をした」ように感じられるのは、わずかな期間だけなのです。

 2000年に、ノーベル経済学賞を受賞した、ジェームズ・ヘックマンは、「幼児期に、『遊び』を通して自主性を重んじる教育を行うことが、将来、生活保護の受給率や逮捕率を下げ、学歴を高くし、健康で幸福な人生を送ることにつながる。逆に、勉強をさせた子には、このような生涯にわたるプラスの効果は得られない。」という研究報告を行っています。私は、この結果は、傾聴すべきことだと考えます。

 つまり、保育園や幼稚園で、いっぱい遊んでおくこと、「遊びを通して、様々なことを学ぶ」教育を行うことが、生涯にわたって健康で幸福な生活をするために重要なのです。

 少なくても、保育園に在籍している間は、「字を覚えさせることよりも、イマジネーション豊かに想像の世界を楽しむこと、そんな今を保証することの方が、何よりも大切である」という事実に、目を向けるべきではないかと思います。将来、生活保護の受給率や逮捕率を下げ、学歴を高くし、健康で幸福な人生を送るために…。

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